(2004/06/14 21 : 50〜22:30 倭国 ブリティッシュ城王座前、フェルッカ・ロードブラックソーン 棺前)
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エレイン : よもやこれだけの方が集まってくださるとは・・・
エレイン : 国王陛下も
エレイン : ・・・それから今は亡きブラックソン卿もさぞかしお喜びになることでしょう
エレイン : 私は皆様がお集まりになったことを陛下にお知らせにいってきます
エレイン : もうしばらくお待ちください
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(エレインいったん退場、Lord Britishを連れ立って戻ってくる)
エレイン : ようこそお越しくださいました、皆さん
エレイン : 静粛に願います
エレイン : これより国王陛下から
エレイン : この度の出来事についてお話がございます
エレイン : その際
エレイン : わたくしが皆様に
エレイン : 陛下のお言葉の真意が明確に伝わるよう
エレイン : お力添えさせていただきます
エレイン : それでは陛下・・・
ロード・ブリティッシュ : My dear Britainnians
ロード・ブリティッシュ : I am gladdened to see that so many of you sith to pay final respects
ロード・ブリティッシュ : to my friend, Lord Blackthorn.
エレイン : 我が親愛なるブリタニア国民よ
エレイン : 我が盟友ロード・ブラックソンへの最後の挨拶のために
エレイン : これだけ多くの人々が集まってくれてとてもうれしく思う
(エレインは静かに頭を垂れ亡き盟友への敬意を表した)
ロード・ブリティッシュ : Let us go to the final resting place of my friend and pay respects there.
エレイン : 我が盟友の最期の安らぎの地へと向かい、そこで敬意を捧げようではないか
エレイン : それでは引き続き
エレイン : フェルッカへ移動し、追悼式を行います
エレイン : 広間中央より、私がゲートを開かせていただきます
エレイン : 参列を希望される方はそちらより移動してください
エレイン : では参りましょう
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(フェルッカ・ブラックソーン城の棺前に移動)
シャミノ : 特に不審な者は見当たらなかったぞ、ジョフリー
(参列者の中に、ペットのドラゴンを放置する人が現れてしばし騒然とする)
エレイン : 皆さん、静粛に
エメット : 仰せの通り全て準備が整っております
ロード・ブリティッシュ : I'd like to see my friend once again.
エメット : ・・・かしこましました
(エメットが棺を開く)
ロード・ブリティッシュ : By the virtues!
(ロード・ブリティッシュ、棺の中から不滅の宝珠の欠片を取り出す)
エメット : それでは・・・
(エメットが静に棺の蓋を閉じる)
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ロード・ブリティッシュ : Lord Blackthorn was a friend and protector,
ロード・ブリティッシュ : even to the very end. I ask you to be patient,for I have a tale to tell you,
ロード・ブリティッシュ : and many questions will be answered.
エメット : ロード・ブラックソンは最後の最後まで我が盟友であり、守護者であった
エメット : 皆の者には話しておきたいことがあるので、今しばらく辛抱してきいてほしい
エメット : その話を聞けば多くの謎が解けるであろう
ロード・ブリティッシュ : It is tale of how the evil wizard Mondain once bound Sosaria to the Gem of Immortakity,
ロード・ブリティッシュ : and that a stranger saved us all by defeating him and shattering the Gem.
エメット : 邪悪な魔王使いモンデインが、かつて不滅の宝珠の中にソーサリアを閉じ込めてしまった
エメット : そこへ冒険者が現れて彼を倒し、その時に宝珠は粉々に砕けてしまったのだ
ロード・ブリティッシュ : I learned some time ago that our world was not freed of the Gem's magic.
ロード・ブリティッシュ : Rather, an exact replica of Sosaria existed in each fragmented shard of the Gem,
ロード・ブリティッシュ : with perfect mirrors of us living in each Sosaria and a separete Lord British ruling each separate Britannia.
エメット : 少し前のことになるが、私は私たちの世界は
エメット : まだ宝珠の魔法から解放されてはいないのだということを知った
エメット : そればかりか、それぞれの宝珠のかけらの中にソーサリアの正確な複製が存在し
エメット : それぞれのソーサリアに私たちの完全なる生き写しが存在し
エメット : それぞれのブリタニアを別々のロード・ブリティッシュが統治しているということを知った
ロード・ブリティッシュ : I set about the repair the flaws brought about by the Gem.
ロード・ブリティッシュ : I hoped to recombine these infinite Sosarias back into one,
ロード・ブリティッシュ : and by doing so rid us of the great evils that plagued us.
エメット : 私は宝珠によってもたらされた傷を治そうと出かけた
エメット : そして、無数にあるソーサリアを一つにまとめてそれにより
エメット : 我々を苦しめている巨悪な存在を追い出すことができるのではないかと考えたのだ
ロード・ブリティッシュ : Lord Blackthorn, who was once a good man and my closest friend, urged me to stop.
ロード・ブリティッシュ : He stated that each Sosaria was no longer bound to the original whole, as I believed.
ロード・ブリティッシュ : Blackthorn warned that to re-merge all these worlds would lead to the extremination of countless independent lives.
エメット : かつては善人で私の盟友だったロード・ブラックソンはしきりに私にとどまるようにと忠告した
エメット : 彼によるとそれぞれのソーサリアが
エメット : 私が考えたように元の姿に戻ることは二度とないというのだ
エメット : そして、それぞれの世界を一つに統合させると
エメット : それぞれに生きている無数の命を奪うことになってしまうと彼は警告したのだ
ロード・ブリティッシュ : However, I continued on my course of action,
ロード・ブリティッシュ : truly believing that the merging of the remnant pieces would bring about a level of order
ロード・ブリティッシュ : and universal peace previously unknown and otherwise unattainable.
エメット : しかし、破片をつなぎ合わせることによってこれまでに経験したことのない
エメット : あるいは達成したことのない平和な世の中や世界平和を実現することができると信じ
エメット : 私は思うままに行動を続けたのである
ロード・ブリティッシュ : My friend Lord Blackthorn is dead, and I am sorrowful at his passing.
ロード・ブリティッシュ : He became corrupted by great Evils, and now is no more.
ロード・ブリティッシュ : Though we were often at odds, the truth of his downfall wears upon my soul.
エメット : 盟友ロード・ブラックソンは他界した・・・彼の死を私はとても悲しんでいる
エメット : 彼は巨大な悪によって堕落させられ、亡き者とされてしまった
エメット : 仲たがいをしたこともあったが、彼が道を踏み外してしまったことにはとても心が痛む
ロード・ブリティッシュ : Now, in the wake of my friend's death,
ロード・ブリティッシュ : I see there was wisdom in his words. With his death,
ロード・ブリティッシュ : I have no philosophical counterpoint.
ロード・ブリティッシュ : I find I cannot rationalize being as zealously in favor of order as I once allowed myself to be.
エメット : 今、彼の死をなぞってみると、彼の言葉に隠されていた知恵を知ることができる
エメット : 彼に死を目の前にし、私は冷静に物事を計ることができなかった
エメット : 私はかつて、自分の存在がこの世の秩序であるとしたのと同様に
エメット : 熱心に秩序を追い求めるばかりで理性的になれない自分に気がついた
ロード・ブリティッシュ : His warning echoes in my soul,
ロード・ブリティッシュ : and I am compelled to recognize the balance between the Order
ロード・ブリティッシュ : that helps us thrive together and the Chaos that allows us to achieve as indeviduals.
エメット : 彼の忠告がまた私の胸で鳴り響いている
エメット : そして私は、我々と共に繁栄させる「オーダー」と
エメット : 我々がそれぞれに何かを達成するための「かおす」の
エメット : バランスについて考えざるをえなかった
ロード・ブリティッシュ : I cease my pursuit of merging all worlds into one.
ロード・ブリティッシュ : My other selves and I were in concordance in all decisions,
ロード・ブリティッシュ : and we have become one now and forever, there is only one Lord British.
エメット : 私はそれぞれの世界を一つにするのを取りやめた
エメット : 私の他の分身と私自身は、全てことの決断において一致しており
エメット : 私たちはすでに一つになっていたのだ
エメット : 今も、そしてこれからもロード・ブリティッシュはただ一人なのである
ロード・ブリティッシュ : But every being has a right to continued individuality if they wish it.
ロード・ブリティッシュ : To honor these worlds, their individuals, and my departed friend.
ロード・ブリティッシュ : I will no longer inpose my sense of Order over Sosaria.
エメット : しかし、それぞれの国民については望むならば今まで通りに暮らす権利がある
エメット : これらの世界、国民ひとりひとり、そして私の亡き友に敬意を表し
エメット : 私はソーサリアに「オーダー」という考え方を強要しないことにする
ロード・ブリティッシュ : Times like these, we find ourselves asking many questions.
ロード・ブリティッシュ : I hope I have given you some of the answers for which you sought.
エメット : このような事態にあると、人はいろいろな疑問にぶつかるものである
エメット : 私の話が皆の抱えている疑問に対して何らかの答えとなることを願っている
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ロード・ブリティッシュ : I'd like to go into mourning alone.
(エメットは恭しく頷いた)
エメット : 陛下はこれより一人で喪に服したい、との仰せです
ジョフリー : 陛下、せめて私が供を・・・
(ロード・ブリティッシュは小さく首を振り、エレインに向かって頷いた)
エレイン : はい
(エレインが出したゲートをくぐり、ロード・ブリティッシュがどこかへ去る)
ジョフリー : ・・・では、城に帰るとしようか
エメット : 私は後片付けを
エレイン : 私も手伝いますわ
シャミノ : さあ城へ帰るものは・・・
(シャミノ、ブリタニア城へのゲートをだす。参列者の大部分が退席する。)
エメット : さてとここをこうして・・・
エメット : エレイン様、こちらを見て頂けますかな?
エレイン : ・・・・・・え
エレイン : ああ
エレイン : ごめんなさい
エレイン : 考え事をしていました・・・
(エメットはゆっくりと頷いた)
エメット : だいぶ疲れていらっしゃる
エメット : 私たちもそろそろ帰ることにしましょう
エレイン : ええ、でもまだ片づけが・・・
エメット : こちらは後でもよろしゅうございます
エメット : ささ、わたくしがゲートを出しましょう
エレイン : ありがとう
(エメットが出したゲートをくぐり、エレインがブリタニア城へ戻る)
エメット : 皆様もお入りくだされ
(参列者残り退席)
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(ブリタニア城)
エレイン : そして陛下のお話に厳粛に耳を傾けてくださったこと
エレイン : とても感謝しています
エレイン : 陛下に代わり、重ねてお礼をさせてください
エレイン : それでは失礼いたします
エレイン : 皆さまありがとうございました
(エレイン、去る)
エメット : わたくしめも失礼させていただきます
(エメット、去る)
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LastUpdate:2004/06/14
記者:ほたる@PNX(倭国)
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